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東京「あの場所は?」秘宝館

映画やテレビのロケ地、取り壊された建物、あの場所には何があったか、誰も価値を見出さないお宝グッズなどを紹介します。★拍手コメントはブログ管理人TOKUSABUROは拝見出来ますが、お返事が出来ません。なるべく記事下のコメント欄(CM)をご利用ください。匿名、URLなしでもコメント出来ます。(TOKUSABURO宛メールは、メールフォーム欄から送信してください)

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続 「日本一のホラ吹き男」ゴルフ場のロケ地を探そう

荻窪東宝さん経由で、以下のとおりご意見をいただきました。
ありがとうございました。
う~ん、謎は深まります。

このブログへのコメントは、ブログ記事下の(CM)をクリックすれば入力できます。

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今回の成城学園前の聖地巡礼記事から辿った TOKUSABURO さんの HP の『「日本一のホラ吹き男」ゴルフ場のロケ地を探そう』で、参考になりそうな写真があったのでご連絡です。


記事: http://tokusaburo.kakuren-bo.com/nipponichinohorafukiotoko/horafukigolf


このメール内容と写真(のURL)は TOKUSABURO さんに転送戴いて構いません。


川崎国際生田緑地ゴルフ場(川国)に行った事があります。


このゴルフ場は古くからあり、60年くらいの歴史があったと思います。 
ここ1年くらいのことか、川崎市の第三セクターから東急ゴルフリゾートに
運営の委託を行っています。 クラブハウスも建て替えています。


さて、クラブハウス改築前にここを訪ねたことがあります。
年に数回市民解放日というのがあって、だれでも入ることができ、
春は桜を楽しむことができます。


その時に、たまたま撮影したクラブハウスの写真がありました。
テラス付近は鮮明ではありませんが、確認の役には立つと思います。


これらの写真は全てパブリックドメイン(CC0: Creative Commons 0)としますので、
ご自由にお使いください。 出典の明示も不要で、また改変も自由です。


画像はこちらのページの KK1~KK4 です。


http://blue.zero.jp/morikuma/tmp/YuritankImages.html


残念ながらクラブハウスのテラス上から近傍を見渡した写真はありません。


私が気付いた点を列挙しておきます。
HPに掲載されている映画画像のみしか見ていませんので、さらに多くの箇所を比較
すればもっとわかると思います。


・フェンスの作りは似ている(フレーム+ネット状のもの)
・フェンスの縦の支柱のピッチが、映画より川国の方が広いようだ(改築の可能性もある)
・クラブハウス側の屋根と窓が、映画と川国では違うように見える(改築の可能性もある)
・テラスから降りる階段の取付け位置が異なる(改築の可能性もある)
 記憶では2012年時点で、テラスから南側ないしは東側に降りる階段はありませんでした。


いろいろな情報を集めると新しい事が見える場合もあります。
参考になればと思います。


では。
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「日本一のホラ吹き男  結婚式 ロケ地」はココです。



「日本一のホラ吹き男 ロケ地 結婚式」といったキーワードで検索したアクセスが多く見られます。

今月、日本映画専門チャンネルで放送しているためでしょう。

曾我廼家明蝶演ずる増益電機社長が駆けつけてくる、あの会場ですね。

この映画の撮影直後に取り壊されてしまった東京會館です。

Wikipediaの帝国劇場に当時の写真が載っています。
東京會館の現在の建物は、昭和39年の東京オリンピック開催前後、
南隣りの帝国劇場・国際ビルとほぼ同時期に建替えられました。
国際ビルが出来る以前は、帝国劇場の東京会館側に空きスペースがあったので、
この写真のような広々とした映像が撮影できたのですね。

麻布田能久さんのサイトに、この当時の東京會館と南隣りの帝国劇場・国際ビルが
一緒にうつっている映像が紹介されています。

国際ビルは、東宝の帝国劇場建替え時に北側(東京會館側)に建てた三菱地所の賃貸ビルです。
麻布田能久さんのサイトでも紹介されているように、パンアメリカン航空の日本支社は
国際ビルの中にありました。

当時の東宝映画は、海外ロケというと必ずといっていいほどパンアメリカン航空が出てきます。

東宝映画でも、以前「日本一のゴマすり男:大手町ビルから見える東京貿易会館と産業会館」で、
ちょっと触れた昭和35年の映画「サラリーガール読本 お転婆社員」では、
めずらしく、スカンジナビア航空でアメリカへ赴任しますが、
これは「サラリーガール読本 お転婆社員」の本社ロケ地、東京産業会館に
スカンジナビア航空が入居していたためだと思います。

下の広告写真は、昭和61年2月にパンアメリカン航空が太平洋路線を売却し日本から撤退した時の新聞広告。
2月12日に新聞各紙に掲載されました。
広告のいちばん下に、
国際ビルから日比谷国際ビル(同じく三菱地所)に東京オフィスを移転する旨が書いてあります。





現在の東京會館も、先日2020年東京オリンピック開催を決めたIOC総会を
アスリートたちが集まり見守った東商ホールが入っている東京商工会議所
(東京會館の北側に隣接)と共に、
取り壊しと高層ビル化が決まっているそうです。






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日本一のホラ吹き男:大手町ビルから見える東京貿易会館と日本鋼管本社


「日本一のゴマすり男」で、東京貿易会館と東京都立産業会館を見物しましたが、
今度は「日本一のホラ吹き男」で東京貿易会館と日本鋼管本社を見物しましょう。

東京貿易会館の南側が日本鋼管本社です。
この映画の10年後1974年に日本鋼管本社ビル という18階建のビルディングになります。

その南側には、AUビルという外資系保険会社のビルディングが建ちます。

その後、三井不動産のビルが建てられ、三井住友銀行の本社となっています。
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東京・都心部で進む 「都市再生」。
 既存ビル建替えの決め手は「地下」にあり!
 (仮称)丸の内一丁目計画

  http://www.kajima.co.jp/news/digest/sep_2009/site/index-j.htm

【開発】丸の内で三井住友銀行本店ビルが完成、JFEビルを建て替え

  http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/nfm/news/20100701/542130/

大手町ビル南方向

1970年当時では、こんな感じでした。(オレンジ色のマルが映画ロケーション撮影場所)
大手町ビル1969北方向から

1970年当時の写真で、東西に細長い大手町ビル東角の南側に建っている富士銀行本店と、その隣の安田火災海上ビルは、三菱地所が「東京プライムステージ」なる建物を建てる再開発を進めていて、
素泊まり1泊5万5千円の和風旅館「星のや 東京」などが入るそうです。

安田火災海上ビルは1992年に取り壊し「大手町フィナンシャルセンター」となっていましたが、
20年も経たずに取り壊しとなりました。

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「大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業」始動~(仮) - 三菱地所

 http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec130315_ootemachi3.pdf
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「日本一のホラ吹き男」ゴルフ場のロケ地を探そう


「ニッポン無責任時代」で北海物産石狩社長(由利徹)を接待したゴルフ場





「日本一のホラ吹き男」に登場するゴルフ場も同じところだと思っていました。
ところが手すりの形が少し異なります。

さらには「日本一のホラ吹き男」のゴルフ場は近くに建物が見えます。




「ニッポン無責任時代」のゴルフ場は、由利徹さんの背後に伊東カントリークラブの文字。

では、「日本一のホラ吹き男」のゴルフ場はどこでしょう?

私、ゴルフはやったことないしゴルフ場は行ったことありません。



だから、おしまい。 はい、さよなら…



と思い、このネタは没にしようと思っていました。

先日の「日本一のゴマすり男」朝のカーチェイス場面のロケ地で、
東京オリンピック開催当時の第三京浜沿いのゴルフ場を探しているうちに、
川崎国際生田緑地ゴルフ場クラブハウスというゴルフ場を見つけました。
元は川崎国際カントリークラブといったそうです。

このゴルフ場のクラブハウスをみて、以前読んだニュースを思い出しました。
川崎市のゴルフ場で、土浦亀城設計のクラブハウスが老朽化し、
保存か建替えか議論されているという話題です。

第三京浜道路って東京オリンピック開催の4日前に、暫定4車線で川崎まで開業したというから、
この川崎国際カントリークラブのクラブハウスもネット検索で見てみました。

「日本一のゴマすり男」に登場するクラブハウスは、
土浦亀城のデザインとはまったく異なる建物で、別のゴルフクラブだったのは既述のとおりです。



下のグーグルアース空撮写真が川崎国際生田緑地ゴルフ場クラブハウス

増田社長(曾我廼家明蝶)が「日本一のホラ吹き男」で休憩したクラブハウスと似ています。

クラブハウスのすぐ下に花壇があるのも同じで、場所は都心から近い川崎市生田。
この川崎国際生田緑地ゴルフ場クラブハウスが、
「日本一のホラ吹き男」のゴルフ場ロケ地ではないかと思うのですが如何でしょう?

なお、このクラブハウスは建替えが決まり、現在、工事中の模様です。

(↓)川崎市のサイト
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12005 川崎国際生田緑地ゴルフ場クラブハウス

http://www.city.kawasaki.jp/500/page/0000040353.html
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「日本一のホラ吹き男」ラストシーン自宅ロケ地は成城4丁目



ホラ吹き男ラストシーン



個人のお宅を借りて撮影したのでしょうから、場所を特定することは控えますが、丘陵地帯に建つ自宅庭先から見下ろすと電車が走るこの場所は、成城4丁目20番地に違いありません。

グーグルマップで見ると、こんな感じの一帯です。

世田谷区成城4-20

喜多見電車基地は平成になってから出来たので、映画撮影当時はまだありません。
小田急電鉄は、この喜多見電車基地にソーラーパネルを設置して発電事業に参入するそうです。

 http://news.mynavi.jp/news/2013/04/02/012/index.html


この辺りは、昭和40年代のホームドラマでも、よくロケーション撮影に使われました。


ドラマ「雑居時代」は、栗山家自宅ロケ地が成城(成城4丁目の線路を挟んで南側)だったので、成城学園前近辺がよく出てきます。


「雑居時代」ロケ地は、このブログに詳しく記されています。
                                         ↓
http://ameblo.jp/akotirin/theme-10032526169.html
 


現在、成城4丁目20番地のてっぺんは、世田谷区立みつ池緑地という公共緑地になっています。ここに脚立を持って行きカメラに一脚スタンドをつけて撮影すれば似たような風景が撮れるかも知れません。


ストリートビューで近くの道路を走るとこんな感じです。

益々電機本社は、川崎市幸区にあるそうですから、成城学園前から登戸に行き南武線乗り換えで通勤したはずです。ラッシュ時も逆方向なので電車は比較的空いていたはずです。賢明な選択ですね。

浜美枝さんが植木等さんの頭を叩いた洗面器は、「吉田書店」の向かいにあった金物屋さん(田沼久太郎さんによると「鈴木金物店」)で買ったことは言うまでもありません。


世田谷区成城4-20ストリートビュー

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「日本一のホラ吹き男」吉田書店は成城石井になっていた

本日5月7日は「東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン」vol.3「ニッポン無責任野郎」の発売日です。


正直申しまして、この映画はあまり好きではない。


「ニッポン無責任時代」がヒットし、急遽、続編を用意したのだろうが、「ニッポン無責任時代」では、主人公は会社乗っ取りを壊し、気乗りせぬ縁談を壊し恋人と結婚させるなど勧善懲悪さがあるのに、二作目はややピカレスクロマンっぽいでしょ。


それと一作目から、わずか5カ月で封切しただけあって、撮影を急いだ様子で屋外ロケ撮影が少ないのですよ。(笑)


…と言いながらも、ブログ読者の皆様にウケそうなロケ地はないかと録画してあった「ニッポン無責任野郎」を見ました。


「ニッポン無責任野郎」の冒頭場面のロケ地は、荻窪東宝さん麻布田能久さんの優れた研究実績があるので、ここでは触れず…と思いながら見てたら、なんと…前回、世田谷区東部だろうと勝手に勘ぐった吉田書店のお隣さん「日本土地開発株式会社」が成城学園前駅北口シーンで出てくるではないですか…。

アッチョンブリケ





加藤嶺夫「東京の消えた風景」(小学館発行)の昭和45年(1970年)の成城学園前の写真を見ると、成城石井の斜め前に「日本一のホラ吹き男」で映っている金物屋も確かにあります。


そして、昭和56年(1981年)に発行された雑誌「angle 街と地図の大特集」を見ると、確かに成城石井の北隣に吉田書店があります。パチパチパチ



現在の写真をグーグルのストリートビューからアップしました。
成城石井と同じ建物の北端に「ニッポン無責任野郎」にも登場する化粧品店が現存することは、すでに前述の荻窪東宝さん・麻布田能久さんの研究により報告されています。





ところで、昭和37年(1962年)封切りの「ニッポン無責任野郎」ですでに化粧品店だった店舗横に、なぜ、昭和39年(1964年)封切りの「日本一のホラ吹き男」ではアサヒビールの幟が立っているのでしょう?


★推理1★

当時は化粧品とアサヒビール(酒類)の両方を扱っていた。


西荻窪の「わかばや」はマンションにしてから化粧品店だけにしたが、元々は酒屋さんで化粧品も扱っていた。あり得ぬことではない。


改正前の酒類販売免許は、酒類販売店は100メートル以上離れていないとならないという距離規制がありました。


化粧品店が酒類販売免許を返上し、成城石井が代わりに免許を取得した。そのため、昭和45年(1970年)「東京の消えた風景」では、成城石井が吉田書店とみられる建物側に「アサヒビール」の看板を掲げている。


★推理2★
もともと、成城石井が酒類販売免許を持っていたが、吉田書店の撮影時、わざと化粧品店脇に置かせてもらった。


…まぁ、どちらでもヨロシイ。


結論


(1)「日本一のホラ吹き男」吉田書店は、1981年当時まだ現存していた。
(昭和45年の写真に写っている成城石井を建替えたのは1976年から77年にかけてだったと思います。現在の成城石井から化粧品店までひとまとめにしたビルが、その時に建替えたビルかは明らかではありませんが、おそらくその後、建替えはしていないはずです)


(2)「日本一のホラ吹き男」で、植木等さんは現在の東京三菱銀行横から飛び出してくる。


…と、ここまでわかってから気付いたけど…この件、メタボの若大将さんが閉鎖してしまったアメブロ「東宝娯楽映画 ロケ地巡礼大作戦」で、すでに研究報告なさっていたような気がしてきた。


もし、被っていたら申し訳ありません。


 


 追伸:「ニッポン無責任野郎」で、ハナ肇が植木等と同乗したタクシーを降りる場面でも、やはりアサヒビールの幟が映ります。同じ場所だと思います。

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「日本一のホラ吹き男」の大手町ビル屋上ロケーション

 


 




「東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン VOL.2 日本一のホラ吹き男」の「ロケ地は今」でも説明していますが、この屋上は大手町ビル。「日本一のゴマすり男」「日本一の男の中の男」などでもロケーション撮影に使われています。


下の写真は北側の鎌倉橋方向。現在は、すぐ北側に読売新聞社(新社屋建設中)、KDDIビルが並びますが、当時はまだ建物が出来ていません。

左側の三井生命ビルの北側で建設工事をしている様子。
現在は、ここに経団連会館が移転していますが、この工事は当時の東京国税局(現在は、ここの西隣に移転)建築工事です。 

大手町ビル鎌倉橋方向


建物南側の風景。皇居と東京タワーが見えます。
この映画は、1964年6月公開ですが、当時としても道路を走る自動車の数が少ない。
きっと、休日にロケーション撮影をしたのでしょう。


大手町ビル南方向


1970年にノーベル書房から出た「空から散歩シリーズ日本1 東京」より、北側上空から撮影した大手町ビル。
マルをつけたところがロケ地です。

大手町ビル1969北方向から

下は、グーグルマップで見た現在の大手町ビル。建設工事は北隣の読売新聞社。
上の1970年の写真集でも、先代の読売新聞社ビル建設工事のクレーンが写っています。

大手町ビルgoogle

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「日本一のホラ吹き男」吉田書店のロケ地はどこだ?





早稲田大学正門から飛び出した初等(はじめひとし)が、商店街の路地から飛び出して来ます。

そういえば、早稲田大学正門から出て北側へ行くと、こんな感じの商店街がありましたね。

あそこがロケ地かな?





左側に金物店の看板、電信柱には家具屋さんの広告(秦野家具店?)、その向こうは「洋食・喫茶」。

初等は腕を組んで歩いていた男女の間に入り込みます。





さらに、男女の周りを駆け回る…。
迷惑防止条例(当時は愚連隊防止条例と呼ばれることが多かった)違反ですな。

左側の「サッポロビール」看板は、洋食・喫茶のお店のものでしょうか?
道路、右側は酒屋さんらしくて、こちらはアサヒビールの広告。
当時も、ご近所関係は色々あったのでしょうね。

初等に迷惑行為を及ぼされた女性の履物はサンダルに見えます。
右前方の女性二人は、白いソックスを履きサンダル履きみたい。
当時はスカートにソックスを履く女性が多かったですね。
今は学生服を卒業すると、スカートにソックス履く人は、まずいません。
足が寒くないのかな?




さて、初等は今回の主題である「吉田書店」に向かいます。
看板の文字が右から書いてあります。戦前から焼け残った建物なのでしょう。
この本屋さん、昭和39年当時の商店街の本屋さんとしても、かなり店内が広い。
戦前から、この広い間口で書店をやっていたのなら、すでに戦前、かなり多くの人が住んでいた地域だと思います。




店内に入った初等、店主に声をかけます。

初等:「おやじさん、荻窪東宝の『総天然色・聖地巡礼』って本が売れてるんだって?」
店主:「ええ。そりゃもう…村上春樹が『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』と題名を真似したくらいで大ベストセラーですよ。ウチでも売り切れちゃってます」

初等:「売り切れか…残念だな。ほかには、どんな本が売れているんだい?」
店主:「この田沼牛太郎って人が書いた『大正生まれの商業学校出が教える麻布田能久の割り下』っていうレシピ本も人気ですよ」



初等:「どれどれ、ちょっと拝見」
店主:「学生さん、買うんじゃないんですか?」

初等:「気にしない、気にしない。僕がこの本のPRすりゃ、今度卒業するうちの学生が飛びついて買っていくよ。宣伝費だと思や安いもんだ。」

すると、やはり大学のそばの本屋さんなのでしょうか??

うん??…ちょっと待ってください。ひとコマ戻り、店内から見た「吉田書店」の文字を見てください。
表からみるとガラスに右から左へ「吉田書店」と横書きされているのに、店内からみると、左から右へ「吉田書店」と書いた文字がガラスの裏側から反転してる状態ではありませんか!!

お店に入るところまでがロケーション撮影で、店内の場面はスタジオセット撮影だった?
その際、「吉田書店」看板の復元を間違えたのでしょうか?
映画の中で一場面しか登場しないのに、わざわざ手の込んだセットなんぞつくらないですよね。

察するに、この本屋さん、欄間のガラスには本来「吉田書店」の文字はない、別の名前の書店だった。
ロケーション撮影の時だけ、素通しのガラスに「吉田書店」の文字を貼ったが、店の外側から撮影した時と店の内側から撮影した時では、文字の書き方を左右逆にするという悪戯を映画スタッフが仕掛けたのではないでしょうか?

録画再生して映画を見るなんてことがない当時、観客は映画見ながら、そんな些細なことには気づきませんよね。映画スタッフとしては、完成した映画をみて仲間内でニンマリしていたに違いない。




隣の日本土地開発株式会社の電話番号が(03)412-××××のように読めます。

最近のテレビドラマはロケ地を隠すため、わざとニセの住所表示などを入れますが、悪戯好きな映画スタッフたちも、当時は、まさかそこまではやらなかったでしょう。

412は、世田谷区でも東宝撮影所のある地域よりも、もっと東がわの地域の電話番号でした。

これ以外に照明を使った夜間撮影は、初等が桜並木の下を歩くシーンがあります。
ふたつのシーンは同じ日に、近い場所で撮影されたと思われます。

駒沢あたりか世田谷区役所近辺ではないかと思うのですが、ご存知の方はお教えください。




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「日本一のホラ吹き男」時代劇シーンのロケ地はどこだ?



実家に帰った初等(はじめひとし)が、ご先祖様の「初等之助一代記」を読む場面の時代劇シーンです。






(1)これは、誰でもおわかりの通り小田原城ですね。





(2)つぎに静止画像で映るお堀は皇居だと思います。
向こうに見える天守閣などは写真を合成したものですね。大阪城の天守閣かな?





(3)そして、最後はお寺の御前での勝負です。




(4)ムムムッ…なかなか手ごわい相手だ。
小田原城の帰りに、どこかのお寺に寄ってロケーション撮影をしたのでしょうか?



(5)…いや、待てよ。この配置はどこかで見たことがあるぞ…。

「東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン」を発行している講談社の、すぐご近所、
音羽の護国寺とみたぞ。

どうだ?

注:護国寺ではないのではないかというご意見をいただきました。
  先日、母方の墓参りを兼ね見てきました。
  確かに、左側がこういう配置にはなりませんね。
  調べなおします。
  ご存知の方がいらしたらコメントをください。

  















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「日本一のホラ吹き男」西武園ゆうえんち・謎のボート場面

 
西武園ゆうえんちボート

かなり有名な話なのでご存知の方も多いかと思います。

このボート、右側が舳先です。当然、右方向へ進みます。

ところが、浜美枝さんが舳先の方向を向いてボートを漕いでいます。

ボートって、進む方向に背を向けて漕ぐのが普通でしょ?

浜美枝さんも、この撮影の時、逆じゃないかと古澤憲吾監督に申し出たものの、これでイイと押し切られたそうです。

映画を見ていてもロープが見えますが、右方向からロープで引っ張っています。

なんで、こういう演出をしたのかは誰もわかりません。
植木等さんにボートを漕がせず、女性の浜美枝さんにわざわざオールを持たせたことも含めて、古澤憲吾監督には何らかの思惑があったのでしょうか?



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