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東京「あの場所は?」秘宝館

映画やテレビのロケ地、取り壊された建物、あの場所には何があったか、誰も価値を見出さないお宝グッズなどを紹介します。★拍手コメントはブログ管理人TOKUSABUROは拝見出来ますが、お返事が出来ません。なるべく記事下のコメント欄(CM)をご利用ください。匿名、URLなしでもコメント出来ます。(TOKUSABURO宛メールは、メールフォーム欄から送信してください)

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東宝映画「大冒険」渋谷桜丘の日本会館がアパートだった頃

先日「クレージー『大冒険』植木等が馬から汽車へ飛び移ったロケ地」で触れた、古澤憲吾監督の「千葉の田舎の方」という回想は勘違いで、茨城県の関東鉄道でロケーション撮影をしたことが、麻布田能久さんと荻窪東宝さんのおかげでわかりました。
植木等さんが飛び移る車輌番号「ワフ103」は国鉄から関東鉄道に払い下げられていて、機関車は関東鉄道の8号機関車という車輌でした。ありがとうございます。
千代田線と常磐線の相互乗り入れ以来、関東鉄道沿線も東京通勤圏になり「チバラギ県」などと言われていますから、古澤監督の勘違いもわかります。


ただし、馬と機関車の前後の場面は揖斐川橋梁付近とやはり揖斐川に架かる他の橋を使い撮影、さらには検問所場面のロケ地も麻布田能久さんが特定してしまいました。(ビックリ)


このロケ地研究に於けるSTAP細胞並みの発見は世に知らしめるべきではないかと申し上げたところ、麻布田能久さんが傘下の「丸急百貨店」で、大冒険ロケ地公開を開始してくださいました。第一回は渋谷です。


ところが「01_植松のアパート周辺」に早くも間違えが・・・


「植松の住むアパートは渋谷区桜丘町18-6日本会館。現在は建て替えられている。


この建物の詳しいことは以下 東京「あの場所は?」秘宝館 の管理人さんに聞いてください^^」


・・・ワタシ、 日本会館のこと、全然詳しくないです。(汗&笑)


東宝昭和の爆笑喜劇DVDブック「大冒険」(2014年2月11日号)の 「桜丘の日本会館」というコラムで、昭和14年に建てられ平成7年まであったので、テレビドラマ「キミの瞳をタイホする」などにも出てくると紹介されています。


ここでは、昭和56年当時の渋谷空撮に写っているアパート時代の日本会館(現在は同じ名前で貸しビルになっています)をズーミングします。




 








写真は六興出版「東京 四半世紀の変貌」より




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クレージー「大冒険」植木等が馬から汽車へ飛び移ったロケ地

午年にちなみ、植木等さんの乗馬場面です。




(1)鉄道の鉄橋を走り抜け逃走する植木等さん。




(2)向こうの鉄橋の上は、クリーム色とえんじ色の車輌が走っています。
    岸辺を走るのは警察のパトロールーカー  




(3)  オレンジとグリーンの電車が走ってきます。




(4)枕木につかまり電車を避けた植木等さん。下では川で馬を洗っています。植木さん、今度はこの馬に飛び乗り逃走します。
 



(5)揖斐川と書いてある横に追手の自動車がやってきました。



(6)植木さん、落馬



(7)線路に蒸気機関車がやってきました。



(8)馬から汽車へ飛び移る植木さん




(9)役目を終えた馬は線路から遠ざかって行きます。この馬、線路脇の走りにくいところを汽車を恐れもせず走り、仕事を終えると線路から離れて行き聡明ですね。パチパチパチ

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この場面にロケーション撮影について、古澤憲吾監督が「然し国鉄では馬が走れないし第一国鉄が許可しそうにないので私鉄を中心に探した。電柱があって仲々馬が走れない。やっと千葉の田舎の方で無理をすればどうにか出来る所を見つけ許可をとり、貨車に手摺や足掛け等を取付けた」と語っています。(フィルムアート社「無責任グラフィティ クレージー映画大全」より)

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この後、愛知県警と書いてあるパトカーでハナ肇らが駆けつけますが、この馬から鉄道に乗り移る場面のロケ地は、揖斐川と書いてあっても岐阜でも三重県でもなく、千葉だったのです。

植木等さんが飛び移る車輛をみると、確かに貨物扉に「千葉・・・」らしき文字が書いてあります。

では千葉県のどこでしょう?

そうです・・・正解は!!  ⇒ わかりません。

どなたか鉄道に詳しい方、ご存知でしたら教えてください。

ネット検索すると(2)の車輛が小湊鉄道に似ていて、且つ小湊鉄道はこの映画の3年前昭和37年(1962年)まで貨物輸送もしていて、蒸気機関車が走っていた時期もあり、現在も五井駅には蒸気機関車3両が展示公開されているそうです。

しかし、小湊鉄道は、これだけ幅の広い川を渡る場所が見当たらないのです。

(3)で鉄橋の上を走ってくる電車は、国鉄の電車ではないでしょうか。


この後、映画は愛知県の犬山城でのロケに移ります。

神戸で団令子さんを救出する場面では、そのまま東京の赤坂プリンスホテルに匿うし、鉄橋の場面は本当に揖斐川で、蒸気機関車に乗り移る場面だけが千葉県でロケーション撮影したのでしょうか?

1月28日に「大冒険」のDVDマガジンが発売されるので、ロケ地が明らかになるかもしれませんね。


前述のフィルムアート社「無責任グラフィティ クレージー映画大全」の古澤憲吾監督の話に戻ります。
植木等さんが落馬し頭を打ったというので撮影中止。後日、吹替で撮影し、植木等さんは飛び乗ったところから貨車の屋根に上る場面だけ撮影したそうです。
ちゅうことは、あの落馬場面・・・本物だった??









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