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東京「あの場所は?」秘宝館

映画やテレビのロケ地、取り壊された建物、あの場所には何があったか、誰も価値を見出さないお宝グッズなどを紹介します。★拍手コメントはブログ管理人TOKUSABUROは拝見出来ますが、お返事が出来ません。なるべく記事下のコメント欄(CM)をご利用ください。匿名、URLなしでもコメント出来ます。(TOKUSABURO宛メールは、メールフォーム欄から送信してください)

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「日本一のゴマすり男」魚釣りロケ地が判明

「『日本一のゴマすり男』サカナ釣りロケ地の秘密…」に以下のコメントをいただきました。

御教示いただきありがとうございました。

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無題
このロケ地は、沼津の牛臥海岸だと思います。もしくは、御用邸海岸…どちらにしても、同じ海岸線です。一番下の場面の写真には、淡島が写ってます。駿河湾は、普段穏やかなので、湖に見えるんだと思います。
コメント編集2018/06/27(Wed.)NO NAME
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「日本一のゴマすり男」バス停は「韮山蛭ヶ島公園」付近だった

《前回までのあらすじ》

「『日本一のゴマすり男』中等実家ロケ地は残っていた」
で、charleyさんからいただいた「函南町平井の近くに『畑毛温泉があり、温泉入り口付近』かと」という情報を、ワタシが早合点し、このバス停を実在するバス停「畑毛温泉入り口」と断じてしまったところ、当日中にcharleyさんからメールをいただきました。


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さっそくのアップありがとうございます。
ブログ拝見してて、冒頭のバスから降りる中等の場面ですが、あのバスは「富士急行」のバスですね。
畑毛温泉など伊豆半島では「東海バス」が管轄してて、観光バス以外は循環経由していませんね。
富士急のバスは別撮りでは・・・・探求お願いします。
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早とちりで申し訳ありません。





この富士急行路線バスの行く先表示は「北郷」と読めます。
ネット検索したところ、富士急行バスで「北郷」がつく停留所は、御殿場駅から出ている上野線に「北郷支所前」「北郷中学校」のふたつがあります。
ところが、この路線のバス停留所を辿っても、富士山が見える方向あるいは富士山手前の小山が見当たりません。
富士急行バス上野線沿いの場所でロケーション撮影したようには見えません。



そうこうしているうちに「『日本一のゴマすり男』中等実家ロケ地は残っていた」に、maruさんからコメントをいただきました。

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2017/07/20
maru
「石碑」は韮山の蛭ヶ島茶屋にありました。
初めまして、65歳のジジイです。早速ですが、植木が下りたバス停が畑毛温泉入口であるとした場合に、の背後に見える2つの山とその右に見えている富士山との位置関係が気になり調べますと、どうやらバス停はcharleyさんの言われる畑毛温泉入口ではなく韮山の蛭ヶ島茶屋公園の手前あたりではないかと思われます。そしてこの蛭ヶ島茶屋こそ、植木が通る石碑が建つ場所であることを発見しました。以下のページの中ほどに映画と完全に一致する写真が載っております。http://23.pro.tok2.com/~freehand2/rekishi/hirugakojima.html
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バス停のロケ地は韮山の蛭ヶ島公園ヒルガシマコウエン)付近だったのですね。


(グーグルマップの蛭ケ島公園となっている場所はストリートビューでみると何もなく蛭ケ島茶屋となっている場所に石碑もあります)




さらに追伸をいただきました。

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2017/07/20
maru
追伸です
またまた発見、2013年の下記ブログhttps://blogs.yahoo.co.jp/crazykatsu/25068237.html によると、茶屋内にすでにロケ情報が紹介されているようです。
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ありがとうございました。

映画にうつっている校舎と体育館は韮崎小学校だと思いますが、現在では蛭ケ島茶屋前路上から体育館の屋根などが見えるだけです。
下のグーグル空撮画像で蛭ケ島公園右側を走る道路が函南町から通じている136号線。
当時の映像では画面右側の電信柱が並んでいるところが136号線だと思います。
撮影用に富士急行からチャーターしたバスが走ったのは、136号線と並行して走る蛭ケ島公園左側だったのかなと思います。
しかしながら、古澤憲吾監督は揖斐川で撮影した鉄道映像に突如関東鉄道の映像をつないでしまうほどの方だったので推測にとどめます。(笑)



         






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「日本一のゴマすり男」中等実家ロケ地は残っていた

charleyさんからメールフォーム経由でコメントをいただきました。
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初めて投稿します。本件のロケ地で中等の実家でゴマをする場面があります。場所は伊豆市函南町平井ですね、実家がロケ場所が近いので見に行ったのを覚えています。その頃は小学校5~6年かな・・植木さんは忙しいのか早々に退散しましたね。
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実は、この場所は以前、スタソポーロさんから拍手コメントで照会されワタシも気になっていた場所です。
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2015-03-21 10:10:59 「日本一のゴマすり男」目高邸ロケ地から見える二子玉川園 スタソポーロ すばらしい!私は56歳のおっさんんです。当時は小学校の1年生。誰もが21世紀は科学と宇宙の時代を信じていた時代。「日本一のゴマすり男」の冒頭のシーンですが、じつに長閑な田舎の風景が印書的。こちらのロケ地がわかりましたらうれいいです。今後のサイト充実を応援します!
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charleyさんに再度教えを請うたところ、詳しく教えて貰えました。



先ずはこのバス停。ロケーション撮影用にバスを手配し撮影したものだと思っていたのですが、実在するバス停の場所で撮影されたのだそうです。





そして、そのバス停は現在もあるというではありませんか・・・。



バス停留所の名前は「畑毛温泉入り口」!!





グーグルのストリートビューからピックアップした現在の「畑毛温泉入り口」の画像がこちらです。周りには建物が建ってしまいましたが、確かにストリートビューで進むと左手のふたつの山が見えます。
「日本一のゴマすり男」は昭和40年(1965年)5月公開。半世紀の間に、これだけ風景は変わってしまったのですね。ビックリ(後日訂正を入れました → 




植木等さん(役名は中等:なかひとし)は画面の右方向へ進んだ様子。



石碑があるところを通り、その向こうに学校と体育館らしき建物が見えます。



グーグルアースで「畑毛温泉入り口」から追っていくと、体育館は現存する函南町立東小学校の体育館と思われます。



この石碑のうちひとつが函南町平井の天地神社入り口にある石碑と似ていますが、函南町平井は函南町立東小学校の更に先(グーグルアースでいうと画面上方)になり、映画で映るふたつの山との位置関係が違ってしまいます。
函南町畑毛のほかの神社・名跡のものかと思い探して見ましたが、いまだわかりません。
映画ロケ地律法学の権威・荻窪東宝さんや麻布田能久さんは、こういう時、必死になって探し出し解明してから記事アップしますが、いい加減の国からいい加減をひろめに来た宣教師TOKUSABUROさんは、こういうとき、charleyさん、ここどこですか?と平気で尋ねてしまいます。




さて、中等の実家です。吉川満子さんが演ずる母親中節子さんは助産婦さんの看板を出してます。

charleyさんの説明に戻ります。

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その家は増改築をしていますが、ありますよ!


中等がゴマをする場面では道沿いを背にしてます。ここで、重要なポイントは富士山をバックにゴマをする場面を監督は狙ってロケ地と決めたと思います。


ですが、当日は晴天でロケ日和と思いきや、肝心の富士山が霞んでいたと思います。現地の人は、「晴天時の富士山は霞む」ことは知っていましたからね~


私は、この映画を観たのが一度ですのでハッキリ覚えて(※痴呆が邪魔して)いませんが、冒頭シーンなのか、一本道のバスから降りるシーンがあったような


この場所は、函南町平井の近くに「畑毛温泉があり、温泉入り口付近」かと、現在は撮影時期は道の両際は田んぼに覆われ田園風景でしたが、今は造成が進み当時と隔たりを感じます。


余談ですが、この函南町付近は「隠密剣士」のロケ地でもあり、皆さんご存知の「七人の侍」の丹那がありますね~また思い出しましたら一報させていただきます。


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charleyさんはグーグルのストリートビューでロケ地を特定してくれましたが、個人住宅なので画像にしてアップします。(でも、わかるヒトにはロケ地が特定出来ますね)


このお宅だそうです。
映画撮影時には、道路の向こうに富士山が見えますが、現在は竹藪になっていて道路からは富士山は見えません。でも、ストリートビューで少し進むと今でもちゃんと富士山が見えます。




ゴマをする中等は、ゴマをする力を入れすぎスリバチを割ってしまいます。
その時の植木さんの表情に続き映画タイトルが出ます。




charleyさん ありがとうございました。今後ともヨロシクお願いします。


ほかの方もどしどしコメントください。ブログ記事下「CM」欄をクリックするとコメントできます。



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日本一のゴマすり男:大手町ビルから見える東京貿易会館と産業会館


「日本一のゴマすり男」大手町ビル屋上ロケ場面。
眉子(浜美枝)さんに呼びかけられ振り向く中等(植木等)さんの向こうに
2つのビルディングが見えます。

 

南側(写真左側)の建物が東京貿易会館。北側の建物が東京都立産業会館という名前だったらしい。
両方とも、東京都の施設で1954年に建てられ1979年3月に老朽化を理由に閉館しています。
(たったの24年半で閉館。役所の建物は昔からこういうことがあったのですね)

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 産業貿易センターについて - 東京都立産業貿易センター

 http://www.sanbo.metro.tokyo.jp/about_sanbo.html
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その後、土地ごと売却され、この建物ふたつの跡地に大手センタービルが建てられました。
(1983年オープンらしい)



映画を撮影した1965年当時、このふたつの建物の北側は青空駐車場。
1970年当時の写真でも同様です。
この場所は1973年に三和銀行の建物が建てられました。

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解体される大手町の 『旧三和銀行東京本店ビル』 ~大手町再開発1-1計画~

http://blog.goo.ne.jp/abe-blog/e/79a701c232d6475d08ef98386bbd2c2c
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1973年の地図では東京貿易会館と東京都立産業会館の西側(皇居側)は、
国際自動車となっていて、その西側の角に丸の内消防署。
1975年の地図では、丸の内消防署は現在の場所に移転しています。
その後、この場所は大洋漁業(マルハ)の本社がありました。
おそらく、この一区画はすべて東京都の敷地だったのを切り売りしたのでしょう。

現在、大手センタービル以外の三和銀行東京・マルハ本社だったところを
三菱地所が取得し再開発しています。
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「(仮称)大手町1-1計画」について ~丸の内再構築 - 三菱地所
http://www.mec.co.jp/j/news/pdf/mec120611_1.pdf
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1985年の「ぴあmap」です。


三和銀行東京の北側は、有名な「平将門の首塚」がある一角です。
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【ファイルET63】2012.05 07 平将門の首塚は魔都東京一のパワースポット(上)

 http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/53268939.html
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大手町のこの辺りは、関東大震災後、霞が関に移転する前の官庁街で、
この場所には大蔵省があったそうですが、1940年6月20日 皇紀二千六百年などと浮かれ、
平将門の怒りに触れたようで、全焼してしまいました。

下の写真は「決定版 昭和史」(毎日新聞社)より


現在、旧日本長期信用銀行本店(その後、大手町パルビルという名前だったらしい)も、旧三井生命本社(今は大手町三井ビルと呼ぶらしい)も三井不動産が取得し、大手町パルビルはすでに取り壊し開始。
大手町三井ビルはフロアごとに賃貸し、まだしばらく貸すようです。


1960年の映画「サラリーガール読本 お転婆社員」。
高校からの親友、星由里子さんと浜美枝さんが建設会社に就職する映画です。



この映画は、会社ロケ地が東京貿易会館と東京都立産業会館。
就職した会社が建設会社で、ビル工事現場が出てきますが、
そのロケ地が旧日本長期信用銀行本店(大手町パルビル)です。




「サラリーガール読本 お転婆社員」には、当時の東京では有名だったのに、
今ではネット検索しても出てこない、あの場所でのロケーション撮影もあります。


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「日本一のゴマすり男」に登場する芝ゴルフ練習場


私…じつは映画ファンではないしロケ地おたくでもありません。

昔の東京の風景写真や建築写真などが好きなのです。
さらには一時期、東京タワーに凝ったことがありまして、東京タワーの絵葉書などは結構持っています。



「日本一のゴマすり男」に出てくる芝ゴルフ練習場。最近まであったのでご存知の方も多いはず。
現在、ザ・プリンスパークタワー東京なるホテルが建っているところの、やや増上寺寄りにありました。
2003年の地図には、まだ芝ゴルフ練習場になっています。

東京タワーの空撮写真は沢山あっても、
芝ゴルフ練習場も写っている写真は少ないことに気づき探してみました。
出典は、また1970年のノーベル書房の写真集です。



カラー写真は、日本天然色写真の絵葉書。

赤白緑の屋根は東京タワーボウリング。隣のビルディングは当時の東京12チャンネル本社。
2003年の地図では、アミューズメントホールと東京タワー芝公園スタジオになっています。
東京タワーボウリング(アミューズメントホール)の場所は、現在東京芝とうふ屋うかいとなっています。
1970年のモノクロ写真で、芝ゴルフ練習場のフェンス脇(写真右端)にも、ボウリングのピンが立った建物があるのがわかるでしょうか。
ここは当時の地図では、芝ボーリングセンターとなっています。



芝ゴルフ練習場のあったところは、戦前まで徳川家の霊廟があったところだそうです。
空襲で焼け、墓地も滅茶苦茶になったらしい。
終戦直後の小平事件が発覚した死体発見現場も、このあたりだそうです。

「日本一のゴマすり男」の前年に公開された「日本一のホラ吹き男」。
映画冒頭で植木等さんが東京五輪音頭を歌う武蔵野陸上競技場は、
昭和19年11月にB29が東京を初空襲した中島飛行機武蔵工場のすぐ横です。




中島飛行機武蔵工場跡地では、戦後、プロ野球の試合も行われたそうです。

★武蔵野市にあった幻のプロ野球スタジアム

  http://tokudesu.blog58.fc2.com/blog-entry-67.html








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「日本一のゴマすり男」ラストシーンのロケ地を見てみよう






眉子さん(浜美枝)を怒らせてしまった中等(なかひとし:植木等)、
そうか、オヤジがいつもオフクロに使ってたあの手か…。







大手町ビル屋上を走り出します。







芝浦のヤナセ本社ビル立体駐車場のスロープを駆け上がります。

私の高校の体育教師が、植木等は百メートルを11秒台で走り、
当時の学生陸上では名が知れた選手だったといっていました。







眉子さんにひたすら謝る中等。モノレールの向こうに建設中なのはパナソニックの看板がある建物
興和三田ビル)でしょうか。








出発進行









工事現場らしきクレーンと、右側にはビルディングがあります。








高速道路のインターチェンジで、いきなり左寄せ。 アブナイダロ








白バイ警官(谷啓)が走ってきました。
この白バイ、本当に転倒したのか演技なのか、白バイを転倒させた直後にするりと起こします。
荻窪東宝さんは演技ではなくハプニングだろうとの判断です。
いずれにせよ、すごいオートバイ操縦技術の持ち主。丸顔なのですが谷啓さん本人じゃないですよね。









車内を覗くと、中等は眉子さんと接吻(じつは頬っぺたを重ねているだけの生真面目な演技)。
呼びかけに応じぬので、リアウインドに「駐車違反」の紙を貼るとクルマはするすると走り出します。
そのあと、前方に停まっていたパトカーも走り出すでしょう。
あのパトカーは撮影現場を監視していたのでしょうか? 見るたびに気になります。



(補足)荻窪東宝様より以下の御意見をいただきました。
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谷啓の白バイ警官のことですが、私は谷啓自身がバイクを走らせてきて、停めたと思ってます。
体型的な特徴や身のこなし、谷啓さんそのものですし、あのコケそうでいて、かろうじてコケない停め方は、やろうと思って出来るものではないように思えます。
あれをNGにしたら、もう一度バイクを同じ方向に環状線を走らせて来なくてはならなくなるし、そうそう長時間、高速上での撮影許可は出なかったのではないでしょうか。パトカーが去っていくのは警察が立ち会ったのではないかと思ってます。いくらなんでも無許可で白バイの走行はマズイです。
コケそうになったのは予期せぬ事態だったけど、OKにせざるをえなかった、むしろあれも面白いのではないか、という判断だったのでは、と想像しています。
谷啓さんは出演者にクレジットされていないとのことです。
ラストシーンで谷啓さんを不意に登場させて観客を驚かせようとする狙いだったかもしれませんね。
しかし、この作品、クレージーで出演していないのはハナ肇さんだけなんですよね。他は全員出ている。だから、急に谷啓さんが出てきたからといって、それほど効果は無いような気がしないでもないですけど。
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ラストシーン「日本一のゴマすり男」のタイトルが出て、この後「The end」。

正面のビルをごらんください。三洋貿易と書いてありますね。

「『日本一のゴマすり男』目高邸へのドライブコース、ロケ地を走ろう」に出てきた三洋貿易ビルが、
今度は西側から再登場です。








「日本一のゴマすり男」ラストシーンのロケ地は、当時の気象庁北側と如水会館の間あたりに位置する
一ツ橋インターチェンジだったのです。

加藤嶺夫さんが昭和44年4月20日にパレスサイドビル屋上から撮影した気象庁の写真が、
「東京の消えた風景」(小学館)に載っていて、このロケ地を確認できます。


グーグルのストリートビューで、映画「日本一のゴマすり男」ラストシーンのロケーション場所を辿ってみました。

一ツ橋インターチェンジ合流地点からみると、こんな感じです。
三洋貿易ビルの跡地に建てられた三洋安田ビルは西隣にもビルディングが建っているため、
直接はうつりません。








荻窪東宝さんによると、首都高速5号池袋線は映画「日本一のゴマすり男」公開当時は、
まだ開通していなかったそうです。
だからこそ、高速道路上にクルマを停めてのラストシーンが撮影出来たのですね。
(開通前の高速道路は道路法上の道路ではないから「駐車禁止」は成立しないのではないか)


もう少し接近してみました。








谷啓さんが白バイで追いかけてきたのは、現在のパレスサイドビル方向からですね。
当時のクレーンはパレスサイドビル建設工事現場。右手に見えた四角い建物は科学技術館でした。










なぜ、芝浦から出発したのにラストシーンは西から走ってきたのでしょう。
まず上野毛の目高邸へ婚約の報告に行った帰りだったに違いありません。
律義な中等と眉子さんなのでした。





      





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「日本一のゴマすり男」後藤又之助が入院した病院は、あのマンションだった


鳩子さん(中尾ミエ)からパパ(後藤又商事大社長後藤又之助:東野英治郎)を説得してと
頼まれた中等(なかひとし:植木等)は、大社長の入院先病院にタクシーで駆けつけました。

こういうときは、後藤又自動車の試乗用自動車を勝手に乗り回したりしないのです。
中等さんは公私のけじめに厳しいのだ。 ウム

駒沢オリンピック公園の塔が見えます。国立第二病院ですね。

 

病院の中に入りました。
列をなす見舞客に、ちょっと失礼。



中等より先に、列をなす見舞客を無視し大社長秘書に「よぉ」と声をかけたのに、
秘書から面会謝絶ですと病室への立ち入りを断られた後藤又自動車小泉社長(進藤英太郎)にも挨拶。
(決して相手を無視したりせず、中等はいつも円滑な人間関係を心がけているのです)

「さきほど電話した中(なか)ってもんですが」。

「どうぞ、お入りください」



小泉社長「キミ、無礼じゃないか。あの男はうちの会社の平社員だぞ」

大社長秘書「は、大社長とは特別な御関係で…」

小泉社長「特別な関係…??」



この階段の手すり…どこかで見たことありませんか?

ありゃまぁ、「日本一のホラ吹き男」で草笛光子さんが住んでいたマンションではないですか。
壁に十字型の模様があるのも同じです。




「日本一のホラ吹き男」で草笛光子さんが住んでいたマンションは、
新宿区大京町にあった「エンパイアコープ」。
「日本一のホラ吹き男」では外装と玄関先まではうつりますが、
そのあとの居住棟まで「エンパイアコープ」内でロケーション撮影したのかは存じません。
とにかく、「日本一のゴマすり男」病院内部と
「日本一のホラ吹き男」マンション内部は同じロケ地です。
(まさか同じスタジオセットではありませんよね)



後藤又之助の病室シーン…。
「エンパイアコープ」でのロケだったとしたら、上から二つ目の場面で
中等が病院フロア内に入ってきたように装い出てくる部屋で、
マンションの集会場みたいな部屋だったのではないかと勝手に推理してます。




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「日本一のゴマすり男」目高邸ロケ地から見える二子玉川園




 

5月21日に出た「東宝 昭和の爆笑喜劇 DVDマガジンVol.4 日本一のゴマすり男」で、
目高邸ロケ地は上野毛の五島美術館だと明かされています。
(荻窪東宝さんが、すでにこの以前に発見済みでした)



庭先から、当時の二子玉川園が見下ろせるのでわかります。



二子玉川園は1985年(昭和60年)に閉鎖されました。
翌年の地図には「二子玉川園跡」という表示がされています。
この後、ほんの少しの間、ナムコ・ワンダーエッグという施設がありました。




現在、高層マンションが建っているあたりです。




中等(植木等)が引っ越しのご挨拶に伺った場面にうつっている門は、
五島美術館の不老門ではないかと思います。

映画の中で「目高パーティー」を主宰する目高重役は、当時、日高パーティーを主宰していた
日高孝次先生がモデルであることは申すまでもありません。


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「日本一のゴマすり男」目高邸へのドライブコース、ロケ地を走ろう





(1)♪ ある日~ 采女橋(うねめばし) 眉子さんに出会った 

 上野毛の目高重役のお宅に呼ばれていると伝えると、クルマで送ってくれるという。 
 現在の JJK会館のちょっと先から銀座東急ホテル(現在の時事通信)方向へ向けてスタート。

 この映画が公開された時、浜美枝さんは前田敦子さん(元AKB)と同じ21歳。
 スゴクろうたけていますよね。

(マイクロソフトさん、IMEに「采女」「臈長けた」くらい単語登録してくだされや)

 



(2)首都高速環状線、常盤橋あたりを走行中。
 左側が日本ビル。その隣に東京中央電信局が見えます。
 東京中央電信局のことは、麻布田能久さんが「産経会館(東京サンケイビル)」で説明しています。
 現在のアーバンネット大手町ビルの場所にあったらしい。
 そのとなりは、逓信博物館と東京郵政局(関東郵政局)が入っていた建物になりますか…。
 郵政局の建物は取り壊してしまいましたな。




(3)竹橋の横を走ります。クレーンが見えるところはパレスサイドビル工事現場と見ました。




(4)突然ですが、首都高速新宿線、赤坂見附付近を走ります。
 電波塔はTBS東京放送の電波塔です。




(5)前田外科病院の横を通過します。




(6)この映画が公開された5年後、1970年(昭和45年)当時の航空写真です。
 映画公開時には鹿島建設本社ビルは、まだありません。
 



(7)また、竹橋に戻ります。





(8)首都高速新宿線赤坂見附付近よりさらに先、JR中央線緩行信濃町駅横に進みます。
 右端の建物は、南元町にあった犬養毅邸。
 先日購入した「加藤嶺夫写真全集 昭和の東京1 新宿区」に写真が出ていたので確信出来ました。
 現在、女子学生会館明泉となっています。





(9)大手町北側、鎌倉橋あたりに戻ります。
 当時の日本経済新聞社ビルがうつります。




(10)1970年(昭和45年)当時の写真だとこのあたりになります。
 映画が撮影された当時は、まだ日本経済新聞社だけで経団連会館は出来ていません。
 現在は日本経済新聞社も経団連会館も、一区画西側(写真だと右側)に移転しています。





(11)千鳥が淵トンネルに入ります。道順としては竹橋の先になります。





(12)トンネルを抜けると、そこは永田町だった。

 左側に北野アームスの建物がうつった後、この写真の場所に来ます。
 右端にうつっているのは永田町小学校の校舎。
 道順としては(4)(5)に行く、やや手前です。   




(13)南元町の三井住友銀行会館(元は住友銀行会館)横を通過します。
 左端に、デ・ラランデ邸(三島邸)がうつっています。

 以前、このブログ記事に書きました。(↓)
  ★映画「日本一のゴマすり男」に登場するデ・ラランデ邸

 私は三島邸という名前で憶え込んでいるので、
 いまだデ・ラランデ邸だかラ・デデンデ邸だかわかりません。
 (こういうのを「訂正の効かない妄念」というのでしょうか??)



(14)ここは首都高速の赤坂トンネルを抜け南元町に出たばかりのところです。
 右側に見える白っぽい塔は、麹町通り弘済会館ならびのビル屋上にあった不二サッシ広告塔。
 先日ふれた「レッツ・ゴー若大将」の弁慶橋シーンでもチラっと見えます。




(15)赤坂トンネルに続く映像で、建替えられる前のセキスイの建物が左にうつっています。
積水化学四谷寮というのが正しい名前らしい。

さきほどのデ・ラランデ邸より、やや手前になります。
この後、浜美枝さんが演技しながらフォルクスワーゲンの運転も行い、
映画を撮影している自動車と並走するには短か過ぎる距離に思えます。

大体、映画ってカメラは一台で撮影するのでしょ?
仮にフォルクス・ワーゲン後部座席に潜んだカメラと、
撮影用車輛に乗ったカメラと二台いたとしても、相互の連携を取るのは大変だし…
おそらく、幾度か同じ場所を走って撮影しているはず。如何でしょう?
講談社さん、せっかくDVDマガジン出したのだから、そのへんも浜美枝さんに聞いてくだされ。





(16)赤坂見附付近に戻りました。
ホテル・ニュージャパンとTBS電波塔です。
このカットは、まず先ほどの永田町小学校がチラリとうつります。
先ほどはフォルクス・ワーゲン前方から撮影しているのに、ほぼ同じ場所で、
今度は後部座席から撮影しています。
やはり、幾度も同じコースを走って撮影していますよ。 ゼッタイ




(17)この場所は右側にうつる建物のかたちから判明しました。
 次の航空写真をご覧ください。




(18)竹橋の手前、一ツ橋インターチェンジの1970年(昭和45年)の航空写真です。
左下に見える三洋貿易のビルと、その少し先の一階がガソリンスタンドらしいビルがうつります。
三洋貿易のビルは現在は三洋安田ビルという建物になっています。

なお、パレスサイドビル手前の鉄塔が建っている建物は当時の気象庁です。





(19)ところが、突然、渋谷に現れました。
 左側のビルが、山一証券が入っていた名取ビル
 映画ではうつりませんが、右側が渋谷警察署です。




(20)渋谷のフランセがちょっとうつった後、外壁を改装する前の東急プラザがうつり、
フォルクス・ワーゲンは世田谷区上野毛方向へ向かうのでした。

冒頭の采女橋での会話で、日曜日だと語っていますが、日曜日に撮影をしたにしても、
当時の高速三号渋谷線って空いていたのですね。

この後、向かう目高邸のロケ地は「荻窪東宝」さんが近日公開してくれると仄聞してましたが、
本日発売の講談社「東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン」VOL.4「日本一のゴマすり男」に、
「上野毛の気になるお屋敷」なる題名で暴露されています。

「上野毛の気になるお屋敷」には「岡本3丁目界隈」とか「荻窪東宝」サイトでしか見聞できない箇所も…。
「上野毛の気になるお屋敷」を書いた人物は、さきほどの「加藤嶺夫写真全集 昭和の東京1 新宿区」監修者の一人でもあります。
「加藤嶺夫写真全集 昭和の東京1 新宿区」の犬養毅邸説明に「昭和12年建築」とあるけど、
犬養毅が暗殺された五・一五事件は昭和7年です。勘定合わなくないですかい?




渋谷の場面では、この高速道路を六本木方向(写真上方)から走ってきました。

























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「日本一のゴマすり男」サカナ釣りロケ地の秘密…


趣味が釣りの山根係長と一緒に釣りに出かけた中等(なかひとし)、
帰りがけにアジの開きを買い求めます。

 



この海岸、いくらなんでも波がおだやか過ぎませんか?




帰りの電車で、週刊現代を読む山根係長に中等が話しかける車内場面の後、
走り去っていく電車が映りますが「三島・修善寺」らしき文字。
「三島・修善寺」って伊豆箱根鉄道でしょ?
伊豆急行なら海沿いを走るけど、伊豆箱根鉄道は伊豆半島の山中を走りますよね。
アジの開きでコロっと騙されたけど、このロケ現場は海ではなく湖ではありませんかい?

そうなると、いったいどこの湖でしょう?

この映画冒頭、富士急のバスが出てくる帰省シーンがあります。
つまり山梨県でのロケーション撮影。同じ日に、富士五湖のどこかの湖に寄って、
このサカナ釣りシーンを撮影したのではないでしょうか?

ジョージ箱田が宿泊するホテルが東京プリンスホテルなど、プリンスホテル(当時の国土計画?)の撮影協力あるいはタイアップを受けていたため、西武系列の伊豆箱根鉄道の車体を撮影し使用し差しこんだのかな。




富士五湖のうち、富士急沿線でいちばん近い湖というと河口湖ですよね。
河口湖に、こんな風景のところがあるかご存知の方は教えてください。



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