映画やテレビのロケ地、取り壊された建物、あの場所には何があったか、誰も価値を見出さないお宝グッズなどを紹介します。★拍手コメントはブログ管理人TOKUSABUROは拝見出来ますが、お返事が出来ません。なるべく記事下のコメント欄(CM)をご利用ください。匿名、URLなしでもコメント出来ます。(TOKUSABURO宛メールは、メールフォーム欄から送信してください)
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日活映画「男なら夢をみろ」(1959年)。
戦災孤児の葉山良二と石原裕次郎。万引きをし葉山良二は捕まってしまいます。
石原裕次郎は裏社会の親分に拾われ、運送屋と裏社会との二重生活。
偶然、二人は再会。
葉山良二は刑事に引き取られ司法試験をめざす早稲田の苦学生。
その刑事の実の娘、芦川いづみの洋裁デザイン発表会に現れた石原裕次郎。
ガールハント失敗。芦川いづみさんはバスで帰ってしまいました。
反対方向へ向かって歩き出す石原裕次郎。
ロケ地は、新霞が関ビル(東京都千代田区霞が関 3-3-4)の場所にあった久保講堂。
1958年完成だそうですから、映画ロケーション撮影時には前年出来たばかりの建物でした。
石原裕次郎が歩いて行く前方にある建物は建替え前の特許庁。画面左側が、現在霞が関ビルが建っている場所になります。現在だとこんな場所です→★
久保講堂入り口の彫刻は新霞が関ビル入り口横に保存されています。
航空写真は、毎度おなじみの「空の散歩シリーズ・東京」(1970年、ノーベル書房)。
すでに霞が関ビルが1968年に出来た後なので、霞が関ビルの陰になっています。
バスへ向かう芦川いづみさんの前方に煙突が見えます。
1970年の写真では大蔵省(現:財務省)の隣に合同庁舎5号館が建設中。その横にこの煙突がうつっていますが、1989年の大蔵省写真を見るとすでに煙突はありません。
(1989年5月2日撮影)
映画の場面では順序が逆ですが、石原裕次郎が芦川いづみと再会したデパート屋上遊園は、白木屋の旗があるので、後の東急百貨店日本橋店。閉店後、現在はコレド日本橋(東京都中央区日本橋1-4-1)が建っています。
葉山良二の養父を殺害した疑いで取り調べを受けた石原裕次郎が釈放された警察署は、毎度おなじみの築地警察署。銀座を舞台にした映画では暴力団追放キャンペーンの一環だったのか、ほかの映画でもよくロケーション撮影で使われています。
葉山良二と芦川いづみの結婚披露宴。
葉山良二を殺害しようとライフル銃で狙う殺し屋。石原裕次郎は、その銃を奪い取ったものの、殺し屋は拳銃を発砲。腕に傷を負いながら応戦する石原裕次郎。
これまた映画ロケではおなじみの赤坂プリンスホテル。現在、この建物は赤坂プリンスホテル クラシックハウスとなっていますが、赤坂プリンスホテルから東京ガーデンテラス紀尾井町になった時に曳き家工事で道路側に移転しています。
★「5000tの赤プリ旧館を大移動、8日で44m動かす旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館曳き家工事(2013/11/20 日経アーキテクチュア)」
ラストシーン。正当防衛が認められた石原裕次郎は婚約者の清水まゆみ、葉山良二・芦川いづみ夫妻と東京地検から出て来て、道路を斜め横断します。
孤児だった少年二人が罪を犯し、一人は捕まり更正。もう一人は暗黒街へというパターン。ジェームズ・キャグニー「汚れた顔の天使」と始まりが同じですがラストシーンはメデタシメデタシになっています。
葉山良二が養ってもらった家は4本の線路が走る線路脇にあります。
線路の上に陸橋があり、反対側には駅舎みたいな建物がありますが、その向こうには兵舎のような建物があり、手前に検問所があるように見えます。この場所はどこなのでしょう?
どなたか御存知でしたら教えてください。
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