映画やテレビのロケ地、取り壊された建物、あの場所には何があったか、誰も価値を見出さないお宝グッズなどを紹介します。★拍手コメントはブログ管理人TOKUSABUROは拝見出来ますが、お返事が出来ません。なるべく記事下のコメント欄(CM)をご利用ください。匿名、URLなしでもコメント出来ます。(TOKUSABURO宛メールは、メールフォーム欄から送信してください)
昭和のサラリーマン映画では、屋上ロケーション撮影がよく行われています。
なぜかというと、晴天の日の屋上ロケーション撮影なら明るいし、
付近のオフィス街の風景を背景に使えるから。
屋上から飛んできたバレーボールを外付け階段で補給した植木等さん、
そのボールを道路に向け放ってしまいます。
バレーボールが落ちていく道路。
下を歩く歩行者は二人とも日傘を差しています。
なぜでしょう?
答えは…屋上からバレーボールが落ちてきたら危ないから。
最近の若い人たちは、インチキジャーナリズムが面白おかしく書くので、
昭和というのはとてつもない時代だったと思っているのではないかと気になります。
大和証券本社ビルは、当時の建築基準法いっぱいの9階建。
9階建のビル屋上から道路にバレーボールが落下したら、35メートルくらいの高さがあります。
万が一、通行人役の人に当たったら危ないから日傘を持たせ、
(おそらく通行人役は新米助監督あたり)落ちていくボールもゆらゆらしているので、
空気を抜いているか、ビニールボールで撮影したはずです。
幾らなんでも、ボール落下防止のネットもない屋上でバレーボールだなんて、
そんな危ない真似は、昭和の頃でもやりませんでした。ゼッタイに真似をしてはいけません。
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