宮崎駿「風立ちぬ」に、堀越二郎さんが関東大震災で骨折した人に、手持ちの計算尺を添え木にし、
応急手当てをする場面があるそうです。(映画は見ていないけど、あらすじを読みました)
昭和35年(1960年)の映画「大学のお姐ちゃん」でも、団令子さんが計算尺を使っています。
昭和42年(1967年)大晦日に封切られた映画「ゴー!ゴー!若大将」でも、
自動車のラリーに参加した若大将の助手席に座り「コドライバー」を務める江原達怡さんが、計算尺を使います。
(本当は江原達怡さんがA級ライセンスの持ち主)
ワタシは中学1年生の数学で計算尺を習い、
生徒たちは教材として一人ひとつずつ計算尺を買わされました。
数学の先生が、東京タワーは計算尺一本で造られたなんて吹いてました。
一週間くらい計算尺の授業があり、中間試験か期末試験にも計算尺の問題が出ました。
だけど、それだけで高校の入学試験に計算尺の問題が出たなんて話聞いたことありません。
後年、昭和36年生まれの後輩二人に、中学で計算尺の授業があったかと尋ねたら、
二人とも、教科書に出ている使い方を読まされただけで、
実物は使わなかったと言っていました。
計算尺を作っていた
ヘンミも、現在はオーソドクスな竹尺の計算尺は作っていないそうです。
下の写真は、昭和49年(1974年)4月の電卓、ナショナル電子算盤の広告。
現在の電卓は、こんな感じです。( ↓ )
[5回]
PR