映画やテレビのロケ地、取り壊された建物、あの場所には何があったか、誰も価値を見出さないお宝グッズなどを紹介します。★拍手コメントはブログ管理人TOKUSABUROは拝見出来ますが、お返事が出来ません。なるべく記事下のコメント欄(CM)をご利用ください。匿名、URLなしでもコメント出来ます。(TOKUSABURO宛メールは、メールフォーム欄から送信してください)
眉子さん(浜美枝)を怒らせてしまった中等(なかひとし:植木等)、
そうか、オヤジがいつもオフクロに使ってたあの手か…。
大手町ビル屋上を走り出します。
芝浦のヤナセ本社ビル立体駐車場のスロープを駆け上がります。
私の高校の体育教師が、植木等は百メートルを11秒台で走り、
当時の学生陸上では名が知れた選手だったといっていました。
眉子さんにひたすら謝る中等。モノレールの向こうに建設中なのはパナソニックの看板がある建物
(興和三田ビル)でしょうか。
出発進行
工事現場らしきクレーンと、右側にはビルディングがあります。
高速道路のインターチェンジで、いきなり左寄せ。 アブナイダロ
白バイ警官(谷啓)が走ってきました。
この白バイ、本当に転倒したのか演技なのか、白バイを転倒させた直後にするりと起こします。
荻窪東宝さんは演技ではなくハプニングだろうとの判断です。
いずれにせよ、すごいオートバイ操縦技術の持ち主。丸顔なのですが谷啓さん本人じゃないですよね。
車内を覗くと、中等は眉子さんと接吻(じつは頬っぺたを重ねているだけの生真面目な演技)。
呼びかけに応じぬので、リアウインドに「駐車違反」の紙を貼るとクルマはするすると走り出します。
そのあと、前方に停まっていたパトカーも走り出すでしょう。
あのパトカーは撮影現場を監視していたのでしょうか? 見るたびに気になります。
(補足)荻窪東宝様より以下の御意見をいただきました。
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谷啓の白バイ警官のことですが、私は谷啓自身がバイクを走らせてきて、停めたと思ってます。
体型的な特徴や身のこなし、谷啓さんそのものですし、あのコケそうでいて、かろうじてコケない停め方は、やろうと思って出来るものではないように思えます。
あれをNGにしたら、もう一度バイクを同じ方向に環状線を走らせて来なくてはならなくなるし、そうそう長時間、高速上での撮影許可は出なかったのではないでしょうか。パトカーが去っていくのは警察が立ち会ったのではないかと思ってます。いくらなんでも無許可で白バイの走行はマズイです。
コケそうになったのは予期せぬ事態だったけど、OKにせざるをえなかった、むしろあれも面白いのではないか、という判断だったのでは、と想像しています。
谷啓さんは出演者にクレジットされていないとのことです。
ラストシーンで谷啓さんを不意に登場させて観客を驚かせようとする狙いだったかもしれませんね。
しかし、この作品、クレージーで出演していないのはハナ肇さんだけなんですよね。他は全員出ている。だから、急に谷啓さんが出てきたからといって、それほど効果は無いような気がしないでもないですけど。
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ラストシーン「日本一のゴマすり男」のタイトルが出て、この後「The end」。
正面のビルをごらんください。三洋貿易と書いてありますね。
「『日本一のゴマすり男』目高邸へのドライブコース、ロケ地を走ろう」に出てきた三洋貿易ビルが、
今度は西側から再登場です。
「日本一のゴマすり男」ラストシーンのロケ地は、当時の気象庁北側と如水会館の間あたりに位置する
一ツ橋インターチェンジだったのです。
加藤嶺夫さんが昭和44年4月20日にパレスサイドビル屋上から撮影した気象庁の写真が、
「東京の消えた風景」(小学館)に載っていて、このロケ地を確認できます。
グーグルのストリートビューで、映画「日本一のゴマすり男」ラストシーンのロケーション場所を辿ってみました。
一ツ橋インターチェンジ合流地点からみると、こんな感じです。
三洋貿易ビルの跡地に建てられた三洋安田ビルは西隣にもビルディングが建っているため、
直接はうつりません。
荻窪東宝さんによると、首都高速5号池袋線は映画「日本一のゴマすり男」公開当時は、
まだ開通していなかったそうです。
だからこそ、高速道路上にクルマを停めてのラストシーンが撮影出来たのですね。
(開通前の高速道路は道路法上の道路ではないから「駐車禁止」は成立しないのではないか)
もう少し接近してみました。
谷啓さんが白バイで追いかけてきたのは、現在のパレスサイドビル方向からですね。
当時のクレーンはパレスサイドビル建設工事現場。右手に見えた四角い建物は科学技術館でした。
なぜ、芝浦から出発したのにラストシーンは西から走ってきたのでしょう。
まず上野毛の目高邸へ婚約の報告に行った帰りだったに違いありません。
律義な中等と眉子さんなのでした。
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