昭和39年10月10日、
東京オリンピック開会式。
航空自衛隊ブルーインパルスのF86セイバーが、東京上空で五輪の輪を描いてみせました。
下の2枚は、朝日新聞社「’64東京オリンピック」より
渋谷上空辺りから撮影している様子です。
2ページに分かれていますが、元は一枚の写真のはずです。
高度1000メートル辺りから撮影したのでしょうか。
下の2枚は、毎日グラフ臨時増刊「オリンピック 東京 一九六四」より
左右見開き2ページです。
一番上の天然色写真は、ブルーインパルスに指示を出したT-33機が任務完了後、上空から撮影したと伝えられている画像です。ブルーインパルスが高度1万フィート(3000メートル)で五輪を描く指示を出し、T-33機は上空1万5千フィートから見守ったらしい。
任務完了後のこのカラー写真は、1万5千フィートよりさらに高い高度まで上昇し撮影したみたいですね。
これらの写真から見ると、国立競技場上空ではなく、皇居より東側、いわゆる城東地区寄りの上空で五輪を描いたようです。
余談ながら、毎日グラフの写真キャプションに「高度2万メートル」とあるけど、高度2万メートルといったらU-2偵察機やグローバルホークが飛ぶ高さでしょ? 毎日新聞社の
金星号はビーチクラフト機です。2万フィートの誤りではないでしょうか?
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