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東京「あの場所は?」秘宝館

映画やテレビのロケ地、取り壊された建物、あの場所には何があったか、誰も価値を見出さないお宝グッズなどを紹介します。★拍手コメントはブログ管理人TOKUSABUROは拝見出来ますが、お返事が出来ません。なるべく記事下のコメント欄(CM)をご利用ください。匿名、URLなしでもコメント出来ます。(TOKUSABURO宛メールは、メールフォーム欄から送信してください)

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東映「蘇る金狼」冒頭の金庫室はどこ?




映画タイトルで西新宿を映した後、当時の大手町野村ビルと第一勧業銀行本店を映します。








野村證券は東映の幹事証券なので、撮影協力した可能性は高いと思います。


映画では、左方向から大手町野村ビルを撮影しています。こうすると大和銀行の看板は写りません。





金庫室からジュラルミンケースに入れられた札束を通用口を通って運び出します。














下の1991年6月の写真は、大手町野村ビルが改築のため一旦取り壊されています。右端の茶色いビルが旧第一勧銀本店があったところです。大手町野村ビルと大和銀行東京営業部の間に、この通用口があったのかと思いましたが、航空写真で見ると生け垣のようなものは確認出来ません。
また、新大手町ビル側の道路にしては狭すぎます。

現在だとこの場所です。⇒ 




ロケで使われている建て替え前の新日石ビルにも、こんな通路はありません。

いったい どこなのでしょうね。






   


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蘇る金狼:岸田森が訪れた東亜経済研究所ロケ地が判明

前回の「蘇る金狼」(1979年:東映)で興信所所長役岸田森が入るビルがどこかわからないと書いたところ、またもやグズグズさんがコメントで教えてくれました。

千代田区丸の内3-4-2、現在の新日石ビルのところにあった日石ビルディングだそうです。
ありがとうございます。











日石ビル(有楽館)でネット検索したところ、
アンティーク絵葉書専門店 ポケットブックスのサイトでスゴイ絵はがきを見つけました。


建物入り口から入った1階ロビーのロケ地も、この日石ビルだったのです。





あ~ 驚いた。

このビル、存在は知っていました。南側にある国際ビル側との私道(敷地)を使ってロケーション撮影している映画がほかにもあります。
ところが、古い建築を取り上げた書物でもあまり触れられていません。

建替え前の丸の内郵船ビルに似ているから曽禰中條建築事務所の仕事かなとは思いましたが、銀行みたいな造りなので金融機関のビルばかり探していました。
それにしても、建物1階内部はこんな見事な造りだったのですね。


Wikipediaによると、日石ビル解体は1979年6月だそうです。映画「蘇る金狼」が公開されたは同じ年の8月。おそらく解体直前の建物を使ってロケーション撮影させてもらったはずです。



この場面、道路の向こうがグラウンドのようになっていると前回書きました。

日石ビルの南側は東京都庁の青空駐車場でした。都庁が休みの日にロケーション撮影したため、青空駐車場がグラウンドのように見えたのではないでしょうか。




すると、この場面も日石ビルディング内部からの撮影でしょうか。



さらに、この窓の外に見える建物は東京都庁西八号庁舎ではないかと思います。


建物の色が似ているので・・・。ただ、位置関係から確信は持てません。




グズグズさん、大変ありがとうございました。



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「蘇る金狼」松田優作が勤める東和物産ロケ地はココだ

1979年8月に公開された松田優作主演「蘇る金狼」

タイトルバックは西新宿の光景から始まります。



次にうつるのは大手町の丸の内野村ビル



丸の内野村ビルから、現在の丸の内センタービルのところにあった第一勧業銀行本店がうつります。



現金を入れたジュラルミンケースを運ぶ場面に続き、東京海上ビル前からオートバイで走り出します。角を曲がり当時のAIUビル前でジュラルミンケースを持った歩行者を呼び止めます。



ジュラルミンケースを持った歩行者を気絶させ、オートバイの後ろに乗せ、三和銀行銀行東京営業部と大手センタービルの間を走り左へ曲がり、大手センタービル横を走ります。



この後、サイレンサー付き拳銃で射殺し、現金が入ったジュラルミンケースを奪いますが、この場面は大手町ではないと思います。映画のタイトルバックにうつる新宿住友ビルの淀橋浄水場跡地のモニュメントに似ているように見えますが確証は持てません。




東和油脂への出勤風景。この場面は当時、大洋漁業本社だった建物だと思います。



ただし、建物内部は別物で、この後、松田優作がタクシーで乗り付ける東和油脂の建物を使っています。



小池朝雄が呼び出され場所




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「庭石等の据え付け料は係員に」と表示され、人口の滝があり灯籠なども置いてあります。風吹ジュンと出会うゴルフ練習場と同じ場所のような気がしますがわかりません。神奈川県での撮影も多いので神奈川県かもしれませんね。御存知の方、教えてください。




岸田森が入っていく建物。これもどこだかわかりません。銀行建築に多い建物で本物かどうかわかりませんが、群青色の住居表示で「4-2」となっています。本物の住居表示ならば、千代田区のどこかで住所が4番2号です。






建物内側から外の道路をみると、前がグラウンドで石造りの柵が並んでいます。外濠グラウンド沿いだと住所は千代田区ではなく新宿区。さらにこんな建物は見当たりません。



建物内部はかなり広く、階段には彫刻もあります。どこなのでしょう。



映画では、この建物の一部屋ということになっています。左手奥にある建物が、新高輪プリンスホテルの場所にあった高輪ゴルフセンター脇の旧北白川邸(当時の高輪プリンスホテル別館)に似ていますが、おそらく別の建物でしょう。




さてさて、松田優作がタクシーで到着した東和油脂。今度は看板がアルファベット表示です。
入り口に石段はなく、雨の日に出勤したのとは別の建物です。



現在は入り口に屋根が付けられていますが、港区三田3丁目の「笹川記念会館」です。
ビルの内部エスカレーターが2本並んでいる場面も笹川記念会館です。




信号機の横に「三田三丁目」の表示がありますが、現在は「高輪郵便局前」となっていて「三田三丁目」の表示は別の場所になっています。



先ほどの「金魚のエサ」は笹川記念会館のすぐ近所にある品川駅前「京急EXイン グース」(当時はホテルパシフィック)横にある品川フィッシングガーデンではないかとも思いましたがわかりません。またゴルフ練習場も高輪や芝とは違うようです。


余談、カーチェイス場面は東京中央卸売市場が移転する豊洲の石炭埠頭ですね。



1990年頃の豊洲埠頭



映画の予告編がYou-Tubeにありました。






         



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